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2007/01/28

中込靖成さんのLA通信-2

同居するネコ


交流展アメリカ側メンバー全員が揃ってのミーティングが来週土曜日に開かれる事になりました。
日本側も私が帰国したら早い時期に顔合わせも含め開きたいと思います。驚いた事にアメリカ側では次回2009年のメンバーもほぼ確定しているとの事。東京での発表に対する思い入れの強さを感じます。
前回通信から今日迄に、こちら側で後援してくれるCulturalNewsの発行人、東さんの紹介で色々な人達に会い夏の宣伝をしています。中には驚くような人にも会えます。
ビバリーヒルズに住む今年96才になられる日本画家のRobert Crowderさんは、私の高校の大先輩でもあり日本美術院の設立メンバーでもあって不忍に住んでおられた望月春江氏に戦前に日本画の手ほどきを受け、以来今日でもライフワークに取り組んでいるという方です。旧制五高の英語教師をしていた時に開戦となり捕虜生活を余儀なくさせられその間に仏教、禅を学び取り、日本人捕虜との交換を機に帰国、数奇な人生を歩んで来られた内容はとてもここでは表せませんが出会えた事には運命的なものを覚えました。
又中央カリフォルニアの平原の中に忽然と姿を表す日本建築の美術館は日本文化に魅入られたCLARK氏のコレクションを展示する為に自ら設計し運営されています。コレクションには丸山応挙や伊東若沖もあり今後更に規模を大きくしてコンテンポラリーアート迄視野に入れた日本美術館を計画しているとの事。

交流展が作家の為だけでなくまさしく日米の交流に大きな意味があることだとあらためて強く感じます。写真は美術館で行われた新年会の様子。モチツキやカルタ会も開かれこんな形でも日本文化を
日本人ではない人が愛して広めています。