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2022/10/26

10/25〜10/30 大友香奈展「杳」

大友香奈 個展 【 杳 】

2022年 10月25日(火)~10月30日(日)12:00~19:00 最終日は17:00まで




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小学生の頃までは病弱で、
思い出は薄暗いものばかりでした。
入院した病室の天井の柄、窓の向こう側のくすんだ景色、
眩しいだろうからと母がベッド柵にかけてくれた
ハンカチから漏れる淡い光。
喘息で家の中で臥せっていることも多く、
外で遊ぶ子供の明るい声とは対照的に
肺から聞こえる喘鳴が爆弾の飛んでくる音に似ていて
頭の中で一人戦争ごっこをして息苦しさを紛らわした記憶も。
窓の向こう側と私のこちら側、隔たりを感じていました。
大人になってからは人並みに丈夫になり、
バックパックで一人旅なんてすることもできて
向こう側に飛び出した!そんな興奮がありました。
でもいざ行ってみると、そこからさらに向こう側は存在する、
はっきりとは見えないのだけれど。
明るい光の先、薄暗い闇の先、
きっとこれらは繋がっている。
その杳々とした奥に潜むものに惹かれます。

斑入りの葉の模様はまるで宇宙のようで
山の上で見た星空と重なる。
おばあさんの透きとおった手の皺が好き、
木の幹のような美しい模様が刻まれている。
湿原の池塘を覗くと空が映っていて、もっと奥を覗き込むと、
水の中で土に還ろうとしている落葉、虫の死骸…

真理にいきつくこともなく、
その世界の存在をただぼんやりと思いながら絵を描いています。

杳 ヨウ
はるかで遠いさま。奥深く暗いさま。


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大友 香奈 

1976 神奈川県生まれ

1999年10月 恵比寿倉庫 「ココにて」 二人展
2003年 6月 表参道画廊 MuseeF 個展
2003年12月 表参道画廊 CHARITY BAZAAR 2003 for WWF-Japan 参加
2006年 3月 exhibit LIVE & Moris  「2つめの話」 二人展
2008年12月 Gallery KINGYO/千駄木空間 同時開催 個展
2009年 7月 Gallery KINGYO 「KINGYOのきんぎょコレクション展」 参加
2009年12月 芹川画廊 「第2回銀座アーティスト展」 参加 
2010年 2月 Gallery KINGYO 「2010214 バレンタインに寄せて」 参加
2011年 2月 Gallery KINGYO 「2011214 バレンタインに寄せて」 参加
2012年 6月 Gallery KINGYO 個展
2013年 3月 ベルリン日本大使館 「Requiem」 参加
2013年 9月 Gallery KINGYO 「HAKOTEN」 参加
2016年 5月 Gallery KINGYO 「花が咲く」 参加
2016年 6月 Gallery KINGYO 個展
2018年 5月 Gallery KINGYO 「草原小品展」 参加
2019年 4月 Gallery KINGYO 「時は春」 参加
2020年10月 Gallery KINGYO 「空の写真・展」 参加



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