ナカムラアリさん..カケラとモトイ...作品紹介です
DMになった作品のシリーズは、粘土で縄文などを入れた女の子のレリーフ
を作り乾燥後 拓本をとります。粘土版では版としての強度が弱いので、拓本
をコピーし、板に貼り付けて木版を作ります。その他にバックや刷りの効果
をより深くするために2版の木版を作り、 50回以上乾かしながら刷り重ねて
います。また、独自のテクニックとして「剥がし取り」という技法も加え、
版の凹凸両方が出るように工夫したモノタイプの版画になっています。
(ナカムラアリ)
大作の「ダフネの子ども」は、同じテクニックですが、モチーフの子ども
のアウトラインが刷りにより画面上はっきりした段階で輪郭に三角のアルミ
テープを貼りこみ、その後、また40回くらい刷り重ねています。
媒体は、紙ですがメディウムの喰いこみが良いように地刷りに、アスファルト
用のガラス繊維入り塗料を使っています。絵具は、主にアクリルと岩絵具、
カネボウのバイオシリーズのアイシャドー類、パステルなどを使っています。
見る側の目線の変化で、作品の見え方も色々変化し、写真やコピーでは到底
表せない作品を目指しています。2011個展では、沢山の方々にライブの体験を
していただけて感謝です。(ナカムラアリ)
ひざを曲げてだんだんに小さくなったり、左右に動くに連れ、輝きの変わる
美しい作品です。
超多忙写真家の寺崎誠三氏が、仕事とご自身の個展準備をぬってアリさんの
個展にかけつけてくれた上ムービーを作ってくれました!
ぜひぜひ、ご覧下さい!!!
2011.11.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類
